まひるの月を追いかけて
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/09/11
- メディア: 単行本
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あらすじ
主人公は、兄の恋人から兄が失踪したことを告げられる。
兄の手がかりをさがすため、兄の恋人と奈良へ向かう・・・
感想
話の展開が何度も意外な方向に向かって、半分くらいまではひきこまれた。
しかしクライマックスはうすぼんやりとした終わり方で、「そんなオチなんだ・・・」と正直いまいちだったかもしれない。
ただ、奈良の地理や歴史の知識があれば、実際の風景を思い浮かべながら読んでもっともっと楽しめたかもしれない。
ふんわりとした、(装丁のような)雰囲気を求めて読むならアリだとおもうが、
自分は途中からミステリーのような気持ちで読んでしまったのがいけなかったかも。
恩田陸が読みたい!って人は他の作品から読むが吉。